1号機核燃料は溶融して底部に? 危険状態にある可能性ないのか

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機器は正常なのか異常なのか、それさえも不明

   また、枝野幸男・官房長官も同日、「水位計などを再評価していくのが必要」との認識を示した上で、原子炉の状態は安定していると話した。保安院と長官の会見はいずれも、東電発表の「核燃料の大半は溶融の可能性」について認めたがっていないように聞こえなくもない。

   インターネット上でも、原発の計器への不信感が表明されている。しかし、保安院などのように「異常値」「望ましくない数値」について「機器が正常ではないかも」と疑うのではなく、「『(1号機圧力容器の)温度は100~120度と比較的低い』という計器の方を疑え」などと、「正常値」を示している数字の方を疑ってかかる必要性を主張する声も少なからずある。実は想定よりも危険な状態にある可能性があるのではないか、というわけだ。

   東電が連日発表している各号機の「温度に関するパラメータ」などの資料には、「通常の使用環境条件を超えているものもあり、正しく測定されていない可能性のある計測器も存在している」と注意書きが添えられている。計器の数字が信じられないとなると、1号機に限らず原子炉内の状態の真相は、想定以上に「闇の中」なのかもしれない。

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