内閣府が2011年5月12日に発表した4月の景気ウオッチャー調査によると、街角景気の実感を示す現状判断指数は28.3となり、前月比0.6ポイント改善した。改善は2か月ぶり。家計の自粛ムードが薄らいできたことで購買意欲が上向きになった。
3月は、東日本大震災の影響で過去最大の落ち込みだった。基調判断は、「震災の影響で急激に厳しい状況になっている」から、「震災の影響により厳しい状況が続いている」に変更した。
項目別では、家庭関連が1.8ポイント改善の27.1。一方、企業関連は1.3ポイント悪化の29.3。雇用関連も3.5ポイント悪化の33.8だった。