5月は各チェーン一斉に値下げ
3社は5月10日、時期がほとんど重なる値下げキャンペーンを打ち出した。
すき家は5月16日9時~23日8時、「初夏の250円セール」を実施する。昨年4月と6月の実施では対象店舗が全体の1割弱に限られていた。今年度は全店が対象なうえに、2か月連続となる。担当者は「日頃のご愛顧に感謝して、より多くのお客様においしい牛丼を召し上がっていただくため」と話す。
松屋も「例年だいたい同じ時期に値下げを行う」というが、今年は5月16日10時~23日15時に並盛を240円で販売し、挽回を図る。翌週には「ビビン丼」、さらにその翌週には「キムカル丼」の値下げも行う。
吉野家も牛丼並盛を270円に値下げするが、5月17日10時~23日15時と期間が他店と重なってしまい、「最安値」となる時間がない。しかも、
「4月は西日本地区限定にて実施いたしましたが、電力事情も安定してきていることから、営業活動を活性化させ、うまさで元気を発信することが震災復興の一助になると考え、東日本地区でも実施することといたしました」
というように東日本地区限定で、今回も全国規模での実施ではないのが不安材料だ。