(ゆいっこ花巻支部;管理栄養士 川端理香日記)
5月4日
県議会議員の高橋さんのブログをみて、必要な物資を直接渡したいと連絡がありました。
関東在住の大槌町安渡出身の方からです。
何度かメールをやりとりするうちに、彼女が妹と同級生で、しかも同じ安渡2丁目出身ということがわかりました。
こんな小さな町なのに、震災がなかったらおそらく会うこともなかったと思います。
彼女は調理で不足していたアルミホイルや、あったら使うでしょうからと消毒液をもってきてくれました。
彼女も実家は津波で流されています。
同様の状況で「生活がきつくなった…協力したいけれど、自分の家のことで精一杯…」。そんな声をきいたりするのも事実。
でもやっぱり、同町の人同士でも助け合いたい。
避難所の安渡小学校の校庭で、妹も含め3人で少し話すつもりが、気づくとたくさん話していました。たぶん、彼女をむかえにご両親がいらっしゃらなければ、まだまだ話していたと思います。
年齢でいえばちょうど小学1年生の彼女と6年生の私。
小学生のままだったら会話にならない年の差も、ある時を過ぎると全く気にならなくなるもので、そして町を想う気持ちは一緒です。
ただ、未だ家族や仕事の関係で、大槌に来れずにいる県外在住者もいます。
心配で悩んだり、思うように自身が動けないことに苛立ちを感じることもあるかもしれません。
でもその想いは自分自身ではなく、被災地にむけてほしいと私は思っています。
避難所で生活している人も内に籠るのではなく、支援を求め、この環境から一日も早く抜け出したいと願っています。
離れていても想いと想いを結び付け、それを声にする。
そういう活動も「ゆいっこ」としてしていきます。