食料は水とレトルトだけ 震災当初よりも乏しい物資【宮城・牡鹿半島】

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牡鹿半島に洗濯機と乾燥機を届けました

小網倉避難所に洗濯機と乾燥機をお届け。右端は加藤タキ(宮城県石巻市 2011年4月30日)
小網倉避難所に洗濯機と乾燥機をお届け。右端は加藤タキ(宮城県石巻市 2011年4月30日)

   4月30日、宮城県牡鹿郡牡鹿半島の東浜小学校と小網倉避難所に洗濯機と乾燥機を届けました。難民を助ける会副理事長の加藤タキも同行しました。東浜小学校に設置された災害対策本部長の豊島さんは、水や電気の通り具合を考慮しながら、地域住民がみんなで使える場所に設置したいとお話しされていました。牡鹿半島では地震によって地域の道路に被害が出ており、水道や電気が来ていない地域もまだあります。


難民を助ける会副理事長の加藤タキ(左)とお話しする東浜小学校災害対策本部長の豊島さん(宮城県石巻市 2011年4月30日)
難民を助ける会副理事長の加藤タキ(左)とお話しする東浜小学校災害対策本部長の豊島さん(宮城県石巻市 2011年4月30日)

   加藤タキが豊島さんに地域の復興状況を伺いました。「震災当初は物資もたくさん届いていたのですが、最近はその数も減っています」とのこと。最低限の食料は届いているものの、今日受け取ったのは水とレトルト食品のみだったそうで、「4日に1度くらいは野菜が食べたい」と自衛隊にもお願いしたが、なかなか届かないそうです。学校が再開しても、給食は牛乳とコッペパン1個のみ。それで6時間の授業を受けなければならない子どもたちに、週に1度か2度くらいはお弁当かおにぎりを食べさせてあげたいと語る豊島さん。未来を担う地域の子どもたちを大切に思う気持ちを強く感じました。(5月7日追記:東浜小学校には5月6日、野菜や果物、缶詰などをお届けしました。)

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