ヘインズ、チャンピオンなどのブランドを取り扱う「ヘインズブランズ ジャパン」は、2011年春出荷分の商品から小売店向けの販売価格を2割前後引き上げた。原料となる綿花の国際価格上昇が原因で、14年ぶりの値上げとなる。
対象となるのはTシャツ複数枚のパックやブリーフなど28品目で、代表的なTシャツ3枚入り商品「赤パック」は希望小売価格を2割増の1800円とした。
綿花の国際価格は中国での需要の高まりや主要生産国であるパキスタンの洪水をきっかけに10年秋から高騰。11年2月には初めて1ポンド2ドルを記録。日本経済新聞によると、綿花の取引価格は過去30年間、1ポンド1ドルを超えることはほとんどなかった。