福島で1万人ライブ8月開催へ 原発事故のイメージ変えたい

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   この夏、被災地福島で1万人が集まるライブフェスティバル開催――2011年5月8日、ミュージシャンの遠藤ミチロウさんらがそんな計画を明らかにした。

   「プロジェクトFUKUSHIMA!」の開催は8月15日、会場は趣旨に賛同した福島市の公園施設「四季の里」。音楽を中心に詩の朗読などのパフォーマンスが企画され、坂本龍一さんなども参加する予定。福島から世界に向けて「文化」を発信し、「原子力発電所の事故をおこしたFUKUSHIMA」という福島のイメージを一新したい考えだ。

「ただ励ましたり、復興を応援するものではありません」

   代表人を務めるのは、1980年代に活躍したパンクバンド「ザ・スターリン」のボーカル・遠藤さんのほか、ギタリストなどとして知られる大友良英さん、震災以来福島からツイッターで作品を発表し続けている、詩人の和合亮一さんの3人。年齢はばらばらだが、福島県の同じ高校を卒業した同窓生でもある。

   大友さんは9日のブログで、「このプロジェクトは、ただ励ましたり、復興を応援するものではありません」とし、テーマとして「もっと長期的に、原発の人災が引き金になって福島で起こってる様々な問題に、文化の側からどう向かっていくか」を掲げた。

   そのため、福島発のインターネットテレビ「DOMMUNE FUKUSHIMA!」からの情報発信、さまざまなイベント開催、作品作りのための一種の「学校」を開くなどの活動も予定している。

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