ヤマダ電機「予想を大きく上回る反響がある」
すでに販売を始めているところもある。家電量販店最大手のヤマダ電機は、エコ・リフォーム事業などに取り組むウエストホールディングス(広島市)とともに4月中旬から家庭用リチウム蓄電池の販売を開始した。使う際は、家電のコンセントを充電済みの蓄電池に差し込む。
2種類あり、小型の方の「EP-1000」は、3時間の充電で、一般的な家庭用省エネタイプの500リットルの冷蔵庫なら約5時間の冷却が可能という。32型液晶テレビなら約8時間、この冷蔵庫とテレビを同時に使えば約3時間もつ計算になる。
希望小売価格は約87万円。大きさは33センチ×28センチ×16センチで重さは11キログラム。持ち運び用の取っ手も付いている。2.5倍の電池容量がある「EP-2500」(8時間充電、30キログラム)は、189万円だ。
ヤマダ電機によると、「予想を大きく上回る反響がある」といい、売れ行きは好調のようだ。
また、蓄電池製造・販売のエリーパワー(東京都)が、現在法人向けリースに限定しているリチウム蓄電池を2011年秋にも家庭など一般向けに販売を始める、といった動きも出ている。同社によると、価格は100万円台後半になる見込みという。