芥川賞作家のぶっちゃけトーク 稲垣吾郎に「センズリするか」

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「もう腹のたつヤツばかり。作家、編集者は」

   話は小説のことにも及ぶ。西村さんは2008年にも『小銭をかぞえる』が第138回芥川賞の候補作に挙げられたことがある。落選した時のことをMCの小島さんが「落ちた時は選んだ人を恨んだりしないのか」と聞くと、「恨みます」と即答。本人に言わせれば、作品をけなされたとしても何かを言ってくれた方がいい。はじめから無視して何も言及しない人は「ものすごく恨みを持ちますね」。

   また、稲垣さんが「腹がたつ人は多いか」と話をふると、苦笑混じりで「もう腹のたつヤツばかりですね。作家、編集者は。もう編集者が一番、腹が立っているんですよ」とぶっちゃけた。小島さんが「編集者は味方なのでは」と言っても、「僕には敵なんですよ。それ以前にも、ものすごく僕は編集者と仲が悪いんで。芥川賞をとったからって、あえて近づいてこないところがいやらしい。そういうのはいいから、ちゃんと来ればいいと思う」と注文をつけていた。

   番組を見て、ネット書き込みには「暗い性格してそうなイメージだったが結構トークが出来る人なんだな」「芥川賞作家というよりも、その辺にいる独身のおっさんっていう感じがいいねえ」「ほんとに友達もいないダメ人間なら、稲垣吾郎を前にアルコールが入ってるとはいえあんなに堂々としてられないよ」などとあり、芥川賞作家の意外な一面を見た人も多かったようだ。

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