震災被災者の優先採用相次ぐ マツモトキヨシ、福山通運、岩谷産業…

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内定を取り消された人を中途で正社員採用

   一方、宮城県は2011年4月19日、緊急雇用対策として最大4000人を県や市町村の臨時職員として採用すると発表した。がれきや漂流物の仕分け、避難所での子供の一時預かりや高齢者の見守り、被災地のパトロールなど、まさに臨時に発生している仕事を請け負う人を雇う方針だ。将来にわたる仕事ではないが、失業者にとっては当面の生活の一助にはなりそうだ。

   内定を取り消された人のほか、今後の新卒採用でも被災地を支援する動きが活発だ。マツモトキヨシホールディングスは内定を取り消された人ら約200人を中途で正社員として採用する。クボタは岩手、宮城、福島3県の工業高校を中心に今後、数年間、10人程度の採用枠を設けることを発表した。

   震災直後には2012年春採用予定者の採用活動を夏に延期するなどの形での救済が目立ったが、「東北枠」を設ける形の支援の輪は今後も広がりそうだ。

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