これまでの受注分で今年度内割り当ては埋まった?
トヨタは震災によりサプライチェーンが被害を受けたため生産が通常に戻るのは11年11月以降との見方を示している。このため、新型のプリウスアルファの生産ピッチも上がらず、すでにこれまでの受注分で今年度内の割り当ては埋まったと見られている。ただ、納車は注文順となるため、HVミニバンが欲しいユーザーは納期が不明でも注文すると販売店は話している。
ガソリン価格の高騰はHVにとって大きな追い風になる。アメリカでもプリウス人気が再燃し、生産が停滞しているために在庫不足になっている。プリウスアルファも、燃費のよいミニバンを求める子育て層の支持を幅広く集めるのは確実だ。販売店は「震災復興を支えるためにも、自動車生産の一日も早い回復を期待している」と話す。