「人気アイドルのような顔になりたい」
番組で「整形」と紹介されて、小森純さんがそう受け取られる恐れがある。しかし、マネージャーは、「小森はそういうことを気に留めない性格なんですよ。注射などについても、一般の方もたくさんされていることですし」と言う。
整形を告白した芸能人は、過去にはいくつか例はある。タレントの野村沙知代さん(79)は2005年8月、20歳若返る顔の手術を秋に行うと会見して話題になった。また、元女優で参院議員の三原じゅん子さん(46)も、08年1月に顔にヒアルロン酸注射などの施術をしたことを明かし、この場合は、美容外科サイト上でプチ整形と紹介されている。
小森純さんのケースは、バラエティ番組の中だったので、本当に告白なのか明確でなかった。たとえ整形をしていても、明かせない芸能人が日本ではまだ多いということなのか。
芸能人の美容整形を多数手がける高須クリニックの高須克弥院長は、「周囲に整形手術をしたと告白する芸能人の方は、すでにいっぱいいますよ」と明かす。そんな芸能人は、仲間同士で紹介し合っているともいう。
純さんのような今が旬のタレントも、たくさん来ているとした。クリニックには、人気アイドルのような顔になりたいという若い女性客も多く、AKB48メンバーの写真を持ってきて依頼するケースも増えているという。こうした流れの中で、今後は本当に整形を告白するタレントも出てきて、韓国のように整形が日常化する時代が来るのだろうか。
ただ、整形は、それを維持するのに気を使える人でなければならないようだ。「人は1日ずつ年を取りますから、メンテナンスも必要です。芸能人の方がちっとも顔が変わっていないのは、それだけ手入れにお金をかけているからですよ」(高須院長)