日本原子力発電は2011年5月2日、敦賀原発2号機(福井・敦賀市、加圧水型軽水炉、電気出力116万キロワット)で、1次冷却水中の放射能の濃度が大きく上昇したと発表した。
同社によると、濃度が上昇したのは希ガスとヨウ素133で、希ガスが4月26日測定値の750倍、ヨウ素133が2倍になっていることが確認された。燃料集合体から漏れた疑いがあり、1次冷却水中の放射能濃度の監視をこれまでの週1回から1日1回に変更した。
今後、原因を特定するために原子炉を停止することを検討する。また、周辺環境への放射能の影響はないとしている。