東日本大震災への菅内閣の取り組みに対する失望感が、世論調査の結果にも表れだしている。共同通信社が2011年4月29日から30日にかけて行った世論調査で、東日本大震災や福島第1原発事故に対する菅首相のリーダーシップについて聞いたところ、「発揮していない」との回答が76.0%に達し、原発事故の対応についても「評価していない」との回答が70.6%だった。被災者や被災地支援についても、「評価しない」は過半数の52.3%だった。
朝日新聞社が4月23日から24日にかけて行った全国電話世論調査でも、菅内閣への復興への取り組みに「期待できる」と回答した割合が27%だったのに対して、「期待できない」は55%にのぼった。