住むには地盤の改修が必要
地震によるは地滑りの被害は、阪神大震災でも100か所以上で発生し、兵庫県西宮市で34人が犠牲になったほか、新潟県中越地震でも長岡市の2か所の造成地で地滑りが起きて65人が1年以上の避難生活を送った。
地滑りのあった造成地に再び住むためには、盛り土をやり直し、くい打ちなどの地盤の改修が必要。傾いた家がある場合などには一たん壊して更地にする必要も出てくるという。
一方、津波の被害から逃れようと高台に避難している人は多いが、そこが丘陵地を切り拓いてつくられた造成地だと地滑りの可能性が否定できない。とくにこれから梅雨に入ってくると雨量が増えるので2次災害が心配される。