タレントで歌手の上地雄輔さん(32)が東日本大震災の避難所や被災地に支援に出かける準備中だとブログで明かし、ファン達からブログに1万2000もの応援コメントが寄せられている。
ただその一方で、支援する目的で買ったという白いワゴン車が「気持ち悪い」とネットで物議をかもしている。車体におびただしい数の人の名前がマジックペンで書かれ、「新興宗教の教祖になったみたいだ」と感想を漏らす人もいる。
キャンディーズのスーちゃんの名前も書いた
ブログは「やっぱり言うね」というタイトルで2011年4月26日にアップされた。大震災の被災地を支援する目的で購入した車の写真がアップされているのだが、フロントやボディにマジックペンで細かい文字がびっしりと書かれている。
この文字の正体は、上地さんのブログにコメントをくれた人達の名前だそうで、全ての人の名前を書くという。コメント数が1万を超えたようで、完成するのはまだ先になると説明している。
なぜこんな事をしているのかというと、
「(被災者の方々が)少しでもそばに感じてくれて、『1人じゃないんだ。』て思ってほしんだす」
ということらしい。既に何万字も書いたそうで、「今できる事を全力でゆっくりゆっくり」と進めていて、誰にも手伝ってもらわずに全ての名前を書き込むそうだ。以前に親子役で共演した元キャンディーズの故田中好子さんの名前も書いたという。この車は支援活動をした後に綺麗に洗浄。被災地に贈るか、売って被災地にお金を送るとしている。
びっしりと細かな文字は「写経」のよう
このブログには11年4月28日までに1万2000近い応援コメントが付いている。ただし、応援はしている人は多いものの、この車は不気味だとネットの掲示板やブログに書き込む人が続出している。車に書かれているびっしりと細かな文字は「写経」のようだという感想や、
「新興宗教の宣伝車と勘違いされるだろこれ」
「なんつーかもう教祖様だよ。一種の宗教になってんよ」
「宗教やったら本気で日本洗脳できそうだな。カリスマ性がもうぱねぇ」
などといった意見が出ている。
上地さんがこの車でどこの被災地の支援に出掛けるのか、その様子はテレビで紹介されるのか、などを聞こうと所属事務所のジャパン・ミュージックエンターテインメントに問い合わせてみたが、
「担当者は出張中です」
ということだった。