「時給1万…安っぽい命だな」
東日本大震災後、原発に派遣される作業員が募集されるのは初めてではない。3月末には、愛知県の人材派遣業者が求人サイトを通じて、「短期でガッチリ稼げる仕事です。東北地方のかたのお手伝いをしに行こう!!」と、原発周辺の清掃作業員の募集をかけていた。
こちらの募集も時給1万円で、作業は防護服を身に着けて1日3時間。年齢、経験などは不問、雇用期間は「3か月の予定」となっており、
「福島の原子力発電所での仕事です。この言葉を聞いてイメージするものはいろいろあると思います。ですので今回は、~のためと割り切れる方の募集をお待ちしております」
という説明があった。締め切りは4月30日とされていたが、すでに採用人数に達したため募集が終了している。
ほかにも月給16万5000円~31万円で「ガレキの撤去作業」や「発電所内の機器メンテナンス」という内容の求人などがあった。
一方で、こうした募集に対し、
「これで行くやつは命を不要と思う奴くらいだろ」「命の価値は時給1万…安っぽい命だな」「ケタが足りない」「1日原発に拘束されて収入たったの2万かよ」
といった否定的な意見も多い。