漫才「M-1」今年もやるの? 「島田紳助」審査委員長、今度はフジで

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   漫才師日本一を決める「M-1グランプリ」は2010年12月の10周年を機に終了した、はずだったが「今年も開催される」、とネットで話題になっている。新番組の審査委員長は「M-1」提唱者で、大会実行委員長・審査委員長だった島田紳助さん(54)がつとめるからだ。

   変更点はといえば放送局と番組名。また、「M-1」の出場資格が結成10年以内だったのに対し、プロの漫才師なら誰でもチャレンジきるようになった。ネット上には「M-1終わったとたんにこれかよ」「M-1辞めた理由がわからない」など首を傾げるコメントが多数出ている。

若手漫才師「目標なくなるのは辛い」と訴え

   「M-1」の後継番組とされているのが、フジテレビ系「THE MANZAI 2011(仮題)」。「M-1」は朝日放送制作・テレビ朝日系放送だった。5月から予選会がスタートし12月放送の決勝大会で漫才師日本一が決まる。

   「M-1」は01年から始まり、「チュートリアル」「キングコング」「南海キャンディーズ」「オードリー」といったお笑い界のスターを輩出してきた。

   視聴率は高く、ビデオリサーチ調べでは、09年の平均視聴率は関東地区で20・6%、関西地区では30・3%。10年は裏番組で女子フィギュアスケート大会とボクシング・亀田兄弟の世界戦中継があったにもかかわらず、関東地区で18・7%、関西地区で23・4%と検討するなどテレビ局にとって「ドル箱」番組だった。

   それがなぜ終了したのか。紳助さんはテレビ番組で「M-1の役割は終了した」などと述べていた。当初の目的である世話になった漫才界に恩返しができたことや、有望な新人を多数発掘できたこと、漫才が改めて注目されたことを理由にしていた。そして、10年12月26日に生放送された最終回では、若手漫才師から目標がなくなるのは辛い、という訴えが多いとし、将来的に何らかの形で「M-1」をまたやりたい、などとも語っていた。

   そうした中で11年4月26日に突然発表になったのが「THE MANZAI」の放送決定だった。「THE MANZAI」は1980年代に空前の漫才ブームを巻き起こしたフジテレビの番組名。これを復活させ、優勝者には漫才師の頂点である称号を与えようという企画である。ただし、過去の「THE MANZAI」は芸を披露する番組で、コンクールではなかった。

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