震災で百貨店の売上げは記録的落ち込み

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   日本百貨店協会が2011年4月26日に発表した3月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月に比べて14.7%減の4624億円となった。統計を取りはじめた1965年以来、2番目の減少率となった。東日本大震災と東京電力の計画停電による営業時間の短縮に加えて、自粛ムードも影響した。

   地震の影響が大きかった仙台市は61.1%減、仙台を除く東北地方は33.3%減だった。関東も東京21.5%減、横浜21.7%減と大幅に落ち込んだ。貴金属品や美術品などの高額商品(20.8%減)や婦人服(20.9%減)の落ち込みが大きかった。

   一方、日本チェーンストア協会によると、3月のスーパーの売上高(既存店ベース)は前年同月比0.3%増の1兆105億円だった。2か月連続で前年実績を上回った。カップ麺やミネラルウオーターなど食品のまとめ買いが多く、売上げに貢献。食品部門は3.5%増だった。

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