クボタ、JX、住友化学…  福島、茨城県産野菜を社員食堂で

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サイゼリヤが東北へ積極的出店の方針

   JXHDは東京都千代田区の本社の社員食堂で、東北・関東6県の農産物を使った献立の提供を始めた。茨城県産の白菜、千葉県産の長ネギなどを使った八宝菜と豚汁などのセットが人気という。同社は東日本大震災で、全国8カ所の製油所のうち3カ所が被災。東北では仙台製油所(仙台市)、関東では鹿島製油所(茨城県神栖市)が被災しているだけに、「震災は他人事ではない」(幹部)と、農家の支援を決めた。

   住友化学も東京都中央区の東京本社の社員食堂で茨城県産などの野菜を使った献立を始めた。日本経団連は会員企業に被災地の食材を積極的に利用するよう呼びかけている。いずれの食材も、出荷制限を受けていない安全な野菜であることは言うまでもない。

   このほか、外食チェーンのサイゼリヤが東日本大震災の復興支援のため、「仙台市を中心に東北へ積極的な出店を行う」と発表した。仙台市周辺では専用の農場も確保し、安心・安全な食材を調達するほか、被災地の雇用確保に貢献するという。復興支援に向け、様々な形で一歩を踏み出そうとする企業の動きが活発化してきた。

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