電子書籍の本格化で求められるプロフェッショナル
この求人はネット上でも話題になった。「出版業界経験、オンラインメディアの経験があるMBAホルダーって日本に何人いるのでしょう?」「いるのかその人材。いやまあ、いないから欲しいんだろうけど」「出版社とWebメディアの経験とMBAとビジネス英語&日本語ネイティブ、と超厳しいけど楽しそう」などと書き込まれ、その課せられている条件が注目された。
年収1000万円以上のハイクラスな求人情報を扱っている「ビズリーチ」の代表・南壮一郎さんによると、マネージャーとは、会社によってもまちまちだが、課長クラスに当たるという。リーダーとして業務を引っ張り、実務を行っていく人材だ。諸々の条件が挙げられているが「このクラスならふつう」だと南さんは指摘する。米国の本社との連携があるから、英語が話せることは当然必要となる。ただ、話題になった「MBAが望ましい」という記述については「あれば望ましいという域を出ないと思います。それよりもこの場合、出版やオンライン経験の方が重要でしょう。電子書籍が本格化していることからプロフェッショナルな人材がほしいのでは」と話している。