CMで制服姿のCAが「型」をいくつか披露
香港の老舗英語紙のサンデー・モーニングポストが2011年4月17日に伝えたところによると、わずか2週間ほど前にも、この技術が役立つ場面があった。北京から香港へのフライトで、酔った乗客が気分が悪くなった。この乗客は非常に大柄で、通常であれればCAは「お手上げ」だが、訓練のおかげでスムーズに対応することができたという。
同紙によると、
「フライトでは何が起こるか分からないので、詠春拳は速い技で適していると思う。自分の身を自分で守れるし、世界で詠春拳を学ぶ最初のCAになれて嬉しい」
と、CAの間の評判は上々のようだ。
香港航空も、この取り組みを積極的にPRしている。このほど中国語と英語で放送が始まったCMでは、制服姿のCAが詠春拳の「型」をいくつか披露。最後に「突き」の姿勢になったところで、
「詠春拳は香港航空の客室乗務員の基礎訓練のひとつです」
との字幕が現れる。