心理的ストレスで腰痛になった?
佐藤知事を訪ねた21日の午後、菅首相は避難所となっている福島県田村市総合体育館を視察した。その帰り際、通り過ぎようとした菅首相を避難者の女性が呼び止め「無視して(首相に)行かれる気持ちって分かりますか」と抗議。さらに男性も「なんでここからまっすぐ行かれるんですか」と詰め寄った。
「ごめんなさい。いや、あの、そんなつもりじゃなかったんです」
と立ち止まった菅首相は、少々うろたえた様子だ。映像を見ると、この時も話を始めてから手を腰にあてた。2人の怒りの口調に平身低頭の首相はその間、ずっと腰を押さえて会話を続けていた。
ネット掲示板には「腰でもいてーのかこれ」「ぎっくり腰?」と菅首相「腰痛説」を唱える人もいた。整体師や整形外科医のなかには、腰痛の原因の一つとして心理的ストレスを挙げる人もいる。福島第1原子力発電所の対応をはじめ、解決を求められている問題が山積みとなっている首相だけにストレスも相当なはずだ。国が負担をかけている福島県の知事に面会し、被災者に怒りをぶつけられと、矢面に立ち続けるうちに思わず腰に痛みが走ったのかもしれない。