小学生死亡事故容疑者の強い思い入れ 「生まれ変わってもクレーン運転士に」

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   栃木県鹿沼市で登校中の小学生6人がクレーン車ではねられ死亡した事件で、逮捕・送検された運転手の男性容疑者(26)は、クレーン車が好きで、思い入れを語った市の広報誌やプロフが見つかっている。

「クレーンを巧みに操作する先輩の姿にあこがれ、この仕事に就きました」

「50トンのクレーン車を乗りこなせるようになりたい」

   2010年春に発行された鹿沼市の広報誌では、「まちのフレッシュさん」として紹介され、本人はこう話していた。

   ほかにも、クレーンの正確な操作がまだ先輩に及ばないから、運転士としての技術を高めている毎日だ、と述べている。今は仕事が一番の関心事であり、本人は「30歳になるまでには50トンのクレーン車を乗りこなせるようになりたい」と抱負を語っていた。作業現場と思われる場所で映した写真も掲載され、作業服を着た本人がたたずんでいる。

   男性容疑者が移動式クレーンの免許を取得したのが2009年4月。高校卒業後、いくつかの会社を経て、2010年5月ごろ現在の重機会社に入社した。試用期間を経て、その年の8月には正社員になった。事故があった当日のことを男性容疑者は「居眠りをしていた」と供述しているが、薬の飲み忘れによる持病のてんかんの発作の可能性も指摘されている。また、3年前の2008年4月にも「居眠り運転」で、登校中の児童に重傷を負わせる事故を起こしている。

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