東電が社員年収2割カット? 「少な過ぎるか」批判と同情

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   巨額の賠償金支払いに備え、東京電力が社員の年収約20%カットを労組に提示したと報じられ、論議になっている。待遇が厚いとされる東電社員には、どれだけ痛みがあるものなのか。

   年収カットについて、最初に報じたのは読売新聞だった。

東電「まだ決まったものはありません」

   2011年4月20日付の記事で、従業員の給与を年間1割ほど削減するというものだ。このほか、採用を控えて10年3月末で3万6000人余いる従業員を5年ほどで数千人削減し、不動産や株を売却して、計約4000億円をねん出すると報じている。

   これに対し、ネット上では、このリストラ策を批判する声も相次いだ。給与1割削減などでは甘すぎるというのだ。2ちゃんねるでは、スレッドが次々に立つ祭り状態になったほどだ。

   ところが、21日になると、日経が年収を2割ほど削減すると報じ、各紙も追従した。読売の記事と違いが出たのは、こちらの「年収」にはボーナスが含まれている可能性があるためか。

   東電の広報部では、取材に対し、賃金やボーナスについての考え方を4月18日に労組に示したことは認めた。しかし、リストラの内容については、まだ明かせないと言うだけだった。

「事態を踏まえて様々な施策を検討しているのは事実ですが、給与削減も含めて、まだ決まったものはありません。今、組合と交渉している段階ですので、決まるのがいつになるのかも言えません。交渉内容についても、回答を控えさせていただいています」

   それでは、仮に年収が2割カットになるとすると、どのくらいの痛みがあるものなのか。

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