岩手県大槌町安渡地区現地レポート(4月10日~13日)
・避難者数
600人弱
避難所への避難者・・・小学校:270、寺:47、神社:71
民家避難者・・・古学校:91、惣川:81、小国家:20
全体的には減少傾向。
・居場所
寝たきりの人(4人)のいる「保健室」の衛生状態が改善される必要がある。
気兼ねしたくない、ペットがいる、等の理由で、校舎に入らず校庭の車で生活を続けている家族もいる。
・ライフライン
他の避難所も電気、水開通。
買物は、車で10分掛からない所にマイヤの臨時店舗。基本的な物は買える。
・電話
ドコモの携帯電話は、小学校で電波が入る。auも改善方向。
衛星電話は、通話無料。
・食事
栄養のバランスへの配慮までは難しい状況が続いている。
朝、昼、晩の3食、食事の準備ができると放送が入るので、「お盆」(段ボール箱を半分に切ったもの)に「マイカップ」を入れて行列に並ぶ。
・風呂
自衛隊の風呂は、車で15分くらいの所にある。
バスタオルやタオル、飲み物の支給を受けられる。お風呂は銭湯のような感じ。お湯は温かいけれども、「キレイじゃない」という声も。
・トイレ
水が出るようになったので、水槽からの水汲みは終了。
ただし、詰まり防止のため、相変わらず、小の時は紙を流さず袋に捨てる。
結っこから、「臭い防止」のスプレーが届く。
結っこからのポータブルトイレと、カーテンを設置。足の悪い人に伝える。
・洗濯
洗濯機稼動開始。毎朝冷たい沢水で家族の衣類を洗っていたお母さん達に、喜び。
(>>現地レポートの続きは以下の「ゆいっこ花巻支部」のブログでご覧ください)
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