入閣断った時に菅首相が激高
だが、石原幹事長は、3月19日に菅首相が谷垣総裁に入閣と大連立を持ちかけて断られた時の様子を引き合いに、
「3月19日にね、総理が総裁に電話をされてきた訳ですよ。『あんた、副総理で、防災(担当)やってくれ』と」
と、やや苦笑いを浮かべた。その上で、谷垣総裁が入閣を断った時に菅首相が激高したことを暴露、「人間としての問題がある」と切り捨てた。
「そしたら(入閣を断ったら)、『あなたは、私と責任を分かち合わないんですか!』と、急に菅さんが怒り出した。やはり一国のリーダーというものは、『責任はおれがとる。しかし、一緒にやろうよ』とか(言うのが普通だと思う)ね。これまで何の信頼関係もない時に、『おお、あんた、やってくれないのか。それだったら上等じゃないか』みたいなことを電話で言う総理大臣なんて菅さんが初めて。やっぱり、そこの人間としての問題がある、総理は」
一方の岡田幹事長は
「もう少しお互い信頼関係があって進めることができれば、それは国民の立場、被災者の立場からみれば、絶対その方が好ましいと思う」
と、あくまで党首会談の実現を目指す考えだ。