NHK「そういう話は聞いていません」
NHKの広報部では、政府・東電批判による出演への影響について、「そういう話は聞いていません」と取材に回答した。福岡政行さんの発言については、「他局の放送でのことですし、文脈が分かりませんので、コメントすることはございません」と言っている。
一方、ネット上では、干されたのは水野倫之解説委員だけではないとの声が上がっている。科学文化部の山崎淑行記者も、出番が減らされているのではという憶測が出ているのだ。
山崎記者は、福島第1原発1号機で爆発があった2011年3月12日、政府や東電は適宜情報を出しているものの、マスメディアが重大な情報を入手できていないと明かした。そして、静かに怒りをにじませるような表情でこう言ったのだ。
「ここはもう徹底的に糾弾されるべきです…」
そして、爆発や放射線量を考えると、原子炉、さらに格納容器が破損した可能性が非常に高いと大胆に予言。放射性物質が大気中に大量に出ていることが考えられると、その後の展開まで見通していた。
2ちゃんなどでは、山崎記者がその発言で出番が減らされ、代わりに出番が増えた水野解説委員も今度は同じ目に遭っているのでは、とうがった見方もある。その一方で、多忙のため2人が交代で勤務するシフトを組んだとの週刊誌報道や、現在は出番が回ってきていることから、干されたわけではないのではとの指摘も出ている。
NHKの広報部では、「ネット上の話は把握していませんので、コメントのしようがありません。そのときの必要性に応じてやっています」としており、政府・東電批判から2人の出番を減らしたという事実は全面的に否定している。