東日本大震災の対応を巡って菅直人首相への批判が強まる中、これに関連してグーグル検索でのちょっとしたネタが人気だ。菅首相を痛烈に皮肉ったもので、ネットで話題になっている。
グーグル検索で「菅 有能」と入力すると、検索結果ページで「もしかして『菅 無能』」と出てしまうのだ。2ちゃんねるで指摘された。
「枝野は寝ろ 菅は起きろ」
間違って入力したと思われる単語に対し、正しいと思われる単語を提示するのが「もしかして」機能だ。「菅 無能」と検索する人が一定数いるということだろう。
また、「菅は」と入力して予測変換をみると、「菅は何をしている」「菅はどこ行った」などが出る。震災直後の3月中旬、菅首相のメディアへの露出が激減した時期があった。恐らくそのときに動向が気になった人が多数いたのだろう。
また、「菅で」と入れると「菅で大丈夫か」。「菅首相は」と入れると、「菅首相はすでに『詰んでいる』のではないか」とも出てくる。
ちなみに、震災後、連日会見を行っている枝野幸男官房長官については「枝野は」で、「枝野はよくやってる」「枝野は寝ろ 菅は起きろ」と出てくる。枝野官房長官が寝ていないというニュースは海外でも報じられていたため、グーグルの英語版も同様だ。「edano」と入れて「edano nero」「edano sleep」と出てくる。
「東京電力は潰れるか」「東電は国有化」
ほかには、「東京電力は」「東電は」と入れてみると「東京電力は潰れるか」「東電は国有化」「東京電力は買いか」。東電の今後がどうなるか気になっているようだ。
2ちゃんねるやツイッターには「グーグルすげえ」「Google先生はブラックユーモアにも長けているんだな」といったものが寄せられた。グーグルの検索ワードランキングでも「菅 有能」が急上昇し、4月12日午前には1位になっている。