東電株、投機筋の食いものに ジェットコースター並み乱高下

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もはや仕手株なのか

   東電株は2011年4月6日、一時300円を割り込んで前日比69円安の293円を付けて、上場来安値を更新した。終値は前日比25円安の337円で、時価総額は5400億円程度にまで落ち込んだ。

   6日の出来高は3億312万株の大商い。投機筋の短期売買が膨らんだとみられるが、東証1部の出来高(約27億株)の実に1割を東電株が占めていた。

   3月30日にはストップ安で大暴落した東電株を、約186億円を投じて一気に「買い」に出た投資家が現れた。この日466円で引けた東電株は、翌31日には朝から買い注文が相次いで、一時は前日比58円高の524円に急騰した。

   4月11日付のZAKZAKは市場関係者の話しとして、その投資家が「香港のヘッジファンド」だと報じている。仮に、このヘッジファンドが3月31日朝に東電株を売り抜けていたとしたら、約22億円を儲けたことになるが、さらに「デリバティブ取引などで100億円以上の利益をあげたとの噂もある」という。

   ちなみに、3月31日の終値は前日と同じ水準(466円)に戻っていた。東電株はいまや一部の大口投資家が意図的に株価を吊り上げたり下げたりする、仕手株のようでもある。

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