千葉県東方沖など震源が南寄りになる
本来ならば、余震の回数は、本震から時間が経つにつれて指数関数的に減少するとされる。だが、本震で地殻が動いたことで、新たな余震を誘発している可能性もある。
4月12日も、8時8分にM6.4、14時7分にはM6.3の地震が発生。
朝の地震では、千葉県北東部では震度5弱を観測。震源は千葉県東方沖で、これまでの余震よりも震源が南寄りだ。この地震についても気象庁は、
「発生した場所、震央の位置からすると、東北地方太平洋地震の余震の範囲内。ぎりぎりだが(余震域の範囲に)入っているということ、余震だと考えられる」
と、3月11日の余震だとの見方を示している。
4月11日に開かれた政府の地震調査委員会の会合では、海溝型地震が起きる確率や規模の予測が、実態とずれている可能性があるとして見直しを決めた。その上で、今後もM7の余震が起きたり、震源域周辺でM7~8程度の地震が誘発されたりする可能性があるとして注意を呼びかけている。