見直し、構造上の問題から「簡単ではない」
島村宜伸委員長は「升席見直し」について、「升席は長時間観ていると足がしびれるなど、高齢者にやさしくない。大相撲が高齢者に人気があるスポーツというのであれば、そういったところから見直さなければダメだ」と話している。
たしかに、1.5メートル四方、しかも板敷きに大人4人が座るのは高齢者でなくともつらいかもしれない。
「廃止などとは言っていないが、配慮にかけているのではないか。椅子席であってもよいということだ」と、島村委員長はいう。
一方、日本相撲協会は「升席の見直し」について、「いまのところ、具体的な話は聞いていません」と話している。たとえ検討がはじまっても、「升席は4人1席の構造になっていることもあり、見直すといってもすぐにできるようなことではありません」といい、構造上の問題から簡単ではないとしている。