「天井崩落」事故の九段会館 このまま「閉館」になってしまうのか

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「被害に遭われた方々へ精一杯の対応をしているところ」

   九段会館は1934年に軍の施設として建設された国有施設。戦前は軍人会館と呼ばれ、二・二六事件の際には戒厳司令部が置かれたという。戦後はホテルのほか、挙式場、レストラン、貸しホールなどを擁する文化施設として運営され、西洋建築の上に和風の屋根を載せた「帝冠様式」の代表的な建物として親しまれてきた。

   天井の崩落事故については、「天災だからしょうがない」という声と「建物に問題があるのではないか」という声に分かれている。ただ、犠牲者が出てしまったことへの風当たりは強い。

   亡くなった2人の遺族は3月30日、施設管理などに問題があったのではないかとして、警視庁麹町署に捜査するよう申し入れた。

   営業断念の真偽について、九段会館を運営する日本遺族会は、「被害に遭われた方々へ精一杯の対応をしているところで、明確にはお答えできません」と話している。

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