「外部ライターに依頼」説も
ツイッターでは、「これ読んだら朝から涙止まらなくなった」(小学生用メッセージに対し)、「優等生が書きました感がするけど、文章が洗練されてて割と好印象」「よく練られている」(中・高生用に対し)といった「つぶやき」が続いた。
ネットの「はてなブックマーク」でも、「誰が書いたかはともかくとして、優しい、よい文章だ。勇ましくないところがいい」などと概ね好評だ。
一方、「2ちゃんねる」をみると、メッセージ中の「日本の未来は、皆さんの双肩にかかっています」という表現に対し、「責任を(子どもたちへ)丸投げ」「尻ぬぐいよろしくと言われているようなもんだ」とかみつく反応もあった。
ところで、メッセージを高評価する書き込みでも、文章を書いたのは、「菅首相や高木文科相ではなく、どうせ外部ライターだろう」という指摘が少なくない。一般的には、省庁の担当課が書いた文案を政治家が目を通して多少修正した上で発表する、という形がイメージされるが、文章の出来が「お役所的ではない」せいか、「外部ライターに原稿を依頼」説が優勢のようだ。
実際はどうだったのか。文部科学省の担当者によると、「政務3役(大臣、副大臣、政務官)のご指示により事務方で作成し、その後、政務3役と官邸にご相談して決めた文章」だという。