西日本にも一部でごく微量検出 放射性物質拡散予測は信頼できるか

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西日本では、局地的にごくわずかの影響?

   気象庁などのマップを見ると、日によっては、西日本などにも放射性物質が拡散している予測が出ている。

   実際、西日本各地でごく微量ながら放射性物質が検出されている。愛媛県では、2011年4月3、4日に採取した大気中のちりから、放射性ヨウ素131が基準値の1700分の1見つかるなどした。また、広島県では、3月30日から4月4日までに広島大キャンパスで採取した大気中のちりから放射性ヨウ素が愛媛と同程度検出されるなどしている。

   兵庫県では、シンガポール当局が4月4日、2日前に輸入された同県産キャベツから国際ガイドラインを上回る放射性ヨウ素を検出したと発表した。日本の暫定規制値は大きく下回っていたものの、同県産を輸入停止にした。

   しかし、兵庫県は6日、キャベツを検査したところ、放射性物質はまったく検出されなかったと発表。県農産園芸課では、シンガポールで他県産の大葉が愛媛産と誤って発表されたこともあるとして、今回も書類上の誤りの可能性があるとしている。

   兵庫県の放射線量を見ても、3月15日と同21日に0.01~0.05マイクロシーベルトほどの一時的上昇があるだけで、まったく変化はない。

   気象庁のマップでは、4月2~7日にかけて関西など西日本で微量の拡散予測が出ている。しかし、今のところ局地的にほとんど影響のない範囲での放射性物質検出に留まっているようだ。

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