「ニンテンドー3DS」売れ行き失速説 新品価格下落、中古在庫もだぶつく

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   超人気が喧伝された任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の売れ行きが失速しているのではないか、と一部で騒がれている。根拠となっているのが、新品価格と中古の買い取り価格がいずれも下落していることだ。そして、ゲームショップには現在、新品も中古も大量に残っているというのだ。本当なのか。

   「ニンテンドー3DS」は裸眼で3次元映像のゲームが楽しめる最新機種。希望小売価格は税込みで2万5000円。2011年2月26日に発売され、初回出荷台数の40万台は予約だけでほぼ完売。しかし3月中旬頃から売れゆきが鈍り、任天堂は11年3月末までに国内の出荷目標を150万台としていたのに対し、調査会社エンターブレインの発表によれば、発売日から3月27日までの国内累計販売台数は80万1423台だった。

遊びたいソフトが発売されていない

   「中古ショップの買い取り表から3DSが消えた!」とネットで話題になったのは4月6日。中古在庫がだぶついて買い取りをやめたのではないか、と見る人もいた。京都府にあるショップに事情を聞くと、買い取りをやめたのではなく、買い取り価格がどんどん下がっているため一時的に外した、と説明した。発売当初は「3DS」の人気が高いため、未使用品なら3万2000円で買うショップも現れ、話題になった。現在の買い取り価格を見てみると1万6000円というショップもある。

   新品の価格はというと、価格比較サイト「カカクコム」を見ると最安値が2万2千300円。コメント欄には「あら~どんどん下がるな」「こりゃ2万割れは間もなくだな」などといったユーザーの感想が書かれている。

   都内のゲームショップに話を聞くと、新品も中古も店内に沢山あると明かした。そして、中古を売りに来る人が多いため、買い取り価格はもっと下がるのではないかと、話した。「3DS」用のゲームソフトの種類が少なく、キラーソフトと呼ばれる大人気ゲームソフトの発売もまだ先で、せっかくゲーム機を買っても楽しめないということらしい。

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