地元漁協は東電へ抗議文
「水産庁、検査強化 『魚の体内で濃縮せぬ』の見解再検討」。朝日新聞は4月5日配信のニュースでこう報じた。5日午後には、枝野幸男官房長官が、根菜などを除く野菜類と同じ1キロあたり2000ベクレルの基準値を魚介類にも適用すると発表した。
福島第1原発周辺の海からは、国の基準の750万倍の汚染がみつかるなどしており、さらに4月4日からは、東京電力が比較的低レベルの汚染水を海へ放出する作業を始めた。福島県漁連は同日夜、放出をやめるよう抗議文を東電へ送った。
枝野官房長官は4月5日午前、東電による汚染水放出について「より大きな被害、影響を防ぐための相対的な措置」と説明した。