利根川周辺で液状化被害相次ぐ 元々水田、沼地だった地域やられた

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地元住民の批判噴出「信用して買ったのに!」

   埼玉県久喜市も利根川付近、約2000世帯が住む南栗橋地区で、液状化で建物が歪むなどの被害があった。市によると、全壊したところはないものの、被災した建築物を診断する応急危険度判定で「要注意」の住宅が約40世帯あった。

   この地域も1980年代、当時の栗橋町が水田に1~2メートルの砂を盛って宅地にした地域だという。現在、住民から「市を信用して住宅を買ったのにどういうことだ」といった声が挙がっているが、市担当者は「当時は宅地造成にあたって、液状化現象を防ぐための明確な基準がなかった。現在詳細な被害を調べるとともに、地質調査を行っているところです」と話している。

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