立地に合わせ分煙に戻る店舗も
サンドイッチのチェーン、日本サブウェイも2010年から新店舗は基本的に禁煙にする、という方針で進めている。ただ、「喫煙需要」が高い地域では、ある程度のスペースがあれば分煙にしている。フレッシュネスバーガーも神奈川県では100平方メートル以上の店舗全てが完全禁煙になっている。
また、ハンバーガーのチェーン、ファーストキッチンでは禁煙化をそれほど打ち出してはいない。09年から女性をメインターゲットに据えた店舗デザインに順次改装中だが、いずれの店舗でも改装後は喫煙席が3~4割減っている。
ただ、ファーストフード業界全体が全面禁煙に動いているかというと、そうでもないようだ。業界最大手の日本マクドナルドは2010年春に新デザイン店舗を都内13か所にオープンした。当初は13店舗全てが禁煙だったが、現在は一部店舗が分煙に変更されている。同社広報担当者は「神奈川の店舗では全約260店舗を全面禁煙にしました。ただ、禁煙化を積極的に進めているという訳ではなく、店舗ごとの立地に合わせて最善のやり方をとっていきます」と話している。