貸し農園や農業支援を手掛ける銀座農園は2011年4月1日、東日本大震災で被災した福島県や茨城県の農家、農業団体による農産物の直売キャンペーンをスタートした。東京・有楽町にある東京交通会館で開いている。
政府による一部農産物の出荷制限や摂取制限の対象となっている福島、茨城の農家は、制限の出ていない野菜なども「買い控え」の影響で打撃を受けている。直売キャンペーンでは、農家が消費者に直接「安全性」を説明したり、用意された放射能測定器を使って野菜などの放射性物質の濃度を計測したりしながら、農産物を販売している。
5月8日まで毎日開催。月曜~金曜は5店程度の参加だが、土日祝日は20~25店と出店数を拡大する予定だ。収益金の一部は、被災地への義援金として活用される。