東京金融取引所が運営する外国為替証拠金(FX)の取引所取引「くりっく365」の2011年3月の売買高は、前月に比べて50.8%増の1587万枚(1枚は1万通貨単位)となり、過去最高を更新した。これまでは10年5月の1500万枚だった。
東日本大震災の影響で円が急激に上昇したことにともない、外貨買いを進めていた個人投資家が損失を確定して取引を一たん手じまいする動きが相次いだため、売買高が膨らんだとみられる。
通貨別でみると、米ドル・円取引は前月比51.2%増。ユーロ・円取引は56.2%増。豪ドル・円取引は69.8%増だった。