ゴールデンウィーク明けごろから動き?
金本代表は「夏場の電力の見通しが現段階ではいまひとつはっきりしていません。ひょっとしたら夏に停電するような事態を嫌って、ゴールデンウィーク明けごろから、(本社機能を関西に移すような)動きが出てくるかもしれません」と話している。
大阪にある複数のオフィスの仲介会社に聞いたところ、「問い合わせや相談はきている」と口をそろえた。ただ、実際に本社機能を移したのは一時の外資系企業がほとんどで、現在は「移転話」自体がやや落ち着いているということだ。ある不動産業界の関係者は「今、大阪のオフィス物件が注目されているとしたら、東京にしか拠点のない企業が、いざという時に備えバックアップさせるために、一部の機能を関西にもっていこうと考えているのだろう」と指摘した。