鹿島側関係者は「社員、原発敷地内」
鹿島建設は、福島第1原発の1号機から6号機までの基礎部分と建屋の施工を担当した。鹿島側関係者によると、鹿島建設も社員10人と協力会社作業員140人を第1原発から南側へ離れた拠点に派遣しており、3月22日に拠点入りしたという。同原発敷地内にも「社員が入っている」という。
「大成建設のみ」の産経報道には不満をもっている様子もうかがえた。鹿島建設は、「東電の要請」に従って「資・機材の物流一式」を担当しているそうだ。ほかの大手ゼネコンも分担して作業にかかわっているとも話した。
詳細ははっきりしないが、大手ゼネコン同士の「分担」のあり方や、「復旧作業」が原発敷地の内か外かの違い、敷地内作業への参加人数の違いなどをめぐり、認識のずれが出ている可能性もある。