「雲隠れ」東電清水社長が入院 それでも「続投」のあきれた人事

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

福島第1原発の1~4号機については廃止

   勝俣会長は

「基本的には、清水は社内にいた。そうしたことも踏まえて、私も常時、統合本部の席にいて、発電所、東京都、官邸などとのやり取りにかかわっていた」
「清水は、昼間は統合本部の会議にずっと出ている。私自身も、急に体調が悪くなったと聞いてびっくりしている。これまでの心労、過労がたまって、医師の診断を仰いだ。本当に(29日の)昼間は(会議に)出ていた」

とし、「問題なし」との主張を繰り返した。

   さらに、

「オペレーションのまずさから来る『人災』だという指摘がある」

という指摘に対しては、

「私としては、まずさというものは感じられなかった。電気が通じないというなかで、色々な作業が予定よりも長くかかった。これまではボタンひとつで動いていたものが、手動でやらざるをえなくなった。その結果、意図せざる遅れがあった」

と反論。

「1号が爆発した時点で2~4号に海水注入を決断していれば、相次ぐ爆発は妨げられたのでは」

との追及に対しても、

「そういうお考えもありましょうけど、私どもとしては、運用にはベストを尽くした」

と正当化した。

   なお、勝俣会長は会見の中で、同原発の1~4号機については「状況を客観的に見ると、廃止せざるを得ないと考えている」と明言。だが、5~6号機については

「基本的な機能は維持していると考えている。だが、大変な社会的心配・ご迷惑をおかけしている中で、どう対応するかは国と地域のご意見をうかがいながら考えること」

と方針を明言しなかった。

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