金融庁は、大規模なシステム障害を起こしたみずほ銀行に対して立ち入り検査を実施することを、2011年3月28日通告した。3月15日から10日間続いたシステム障害の原因究明や、混乱の背景にある内部管理体制について検証する。検査結果や同行からの報告を踏まえて、業務改善命令などの行政処分の内容を検討する。
みずほ銀行は3月28日時点で、まだシステム障害期間中の一部業務が完結していないとしている。
金融庁は今回のシステム障害が、東北関東大震災の直後に発生し預金者や取引先企業に心理的な不安や事務負担を広げたことやトラブルが長期化していることを重く見ている。