首都圏テーマパーク「時短」で営業再開 ジェットコースターなど節電で停止

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   東北関東大震災の影響で営業を休止していた首都圏のテーマパークが、営業を再開し始めた。東京電力の計画停電の影響や政府の節電の呼びかけもあって営業時間は短縮、ジェットコースターなどの大型アトラクションの停止や夜間営業を取りやめたりしながらも、春休みの子どもたちに「楽しみ」を提供している。

   一方、震災で液状化現象が発生している東京ディズニーランドや、2011年3月19日の営業再開を目指していた栃木県の日光江戸村は現在も休園中。群馬県の表万座スノーパークは今シーズンの営業を打ち切った。

「こんなときだからこそ笑顔を与えたい」

   震災がなければ春休みの子どもたちでにぎわっていたはずの首都圏のテーマパークが、営業時間の短縮やアトラクションの運転を制限しながらも営業再開に踏み切っている。

   東京・多摩市にあるサンリオピューロランドは3月25日から営業を再開。31日までは毎日営業する(4月の営業スケジュールは検討中)。営業時間は9時から17時まで。節電に協力して夜間営業を取りやめ、照明や暖房を落としての営業だ。

   営業に踏み切ったことについて、運営するサンリオエンターテイメントは「本来の、来園するすべての皆さまに笑顔を与えたいという目的を果たすことが、わたしたちが今できること」と話す。

   埼玉県所沢市の西武園ゆうえんちも17時までの「時短営業」。入園料の一部を震災の義捐金に充てるという。「ハローキティ メルヘンタウン」や「仮面ライダーオーズショー」などのイベントは開くが、節電のため大型アトラクションの運転は中止している。

   よこはまコスモワールドは、シンボルの大観覧車「コスモクロック21」のライトアップを中止。営業時間は10時から18時までとした。3月22日から再開した横浜・八景島シーパラダイスは17時までの営業だが、アトラクションは「アクアライド」を除いてすべて運転している。

   東武ワールドスクエアや東武動物公園は3月26日から4月6日まで、小学生以下の入園料を無料にして集客力を高めている。

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