切符売り場付近で列をなす子どもを連れた母親たち
東海道・山陽新幹線の始発駅で関西方面への玄関口、東京駅。2011年3月25日正午過ぎ、新幹線改札口付近に行ってみると、ビジネス客にまじって切符売り場付近で列をなしていたのは、小学生以下と思われる子どもを連れた母親たちだった。乳児を抱っこしたり背負ったりした人も見かけた。また、折り畳んだベビーカーをかかえたり、キャスター付き旅行カバンをせわしなく転がしたりする人も。小学生でも高学年や中学生ぐらいの子はほとんど目に付かなかった。父親の姿もあまり見かけなかった。
複数の駅係員に話を聞いたところ、3連休(3月19日~21日)を過ぎたころから、子連れの母親で混み合うようになったという。ふだん平日は、朝から夕方にかけてはビジネス客が多く、席も比較的空いているのが一転した。時間帯によっては、子どもを連れた母親で、関西方面に向かう車内は混雑することもあるそうだ。改札口近くにある土産物店の店員も「とくにここ2~3日は増えた気がする」と話している。