東大病院「こちらの意図とは違う」
一方、東大病院では、ツイッターを書き込んだ准教授は「外出中」ということだった。同医療チーム関係者は、問題のツイッターの記述に関して「数値を低くみせるために厚労省が測定方法を変更した」との受け止め方が一部で広がっていることについて、「それはこちらの意図とは違う」と説明した。
准教授らは、厚労省02年マニュアルの「水洗いせず」の方針を批判し、「水洗い後」にするべきだと主張していたのだという。ホウレンソウに関する放射性物質検出に関する国際データは、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故を受けたオランダの資料などごくわずかで、その資料は「水洗い後」のものだ。国際比較して影響の大きさを判断するためには、「水洗い後」にして条件をそろえる必要がある、という主張だ。
厚労省が従来通り02年マニュアルを適用していると准教授らは思っていたが、後に「水洗い後」に方針を変えたことを知った、という流れがツイッター上で書かれている。その一部がネットで引用され「誤解された」ということのようだ。