金先物相場は、2011年3月23日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる4月限月が前日比10.40ドル上昇して1オンス1438.00ドルで取引を終えた。6日続伸。終値としては3月2日に付けた1437.70ドルの最高値を3週間ぶりに更新した。
リビア情勢の緊迫化と福島原発事故の深刻化から、安全資産としての金が買われた。
一方、東京工業品取引所(TOCOM)の金先物は日中取引(14時)で、取引の多い12年2月限月が前日比33円高い1グラム3755円となった。
また田中貴金属工業によると、金現物は小売価格が前日比25円高の1グラム3962円で、震災直前の3月10日に記録した4023円が見えてきた。
銀やプラチナも、先物、現物ともに上昇している。