ディズニーランド当分再開できず 東京ドーム10倍の電力量がネック

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節電の影響を長期的に受ける可能性

   今後は、震災復興がある程度進んで、エンターテインメントへの期待が出てくることも予想される。しかし、そうは言っても、必ずしも状況は楽観視できないようだ。

   電力逼迫で、2011年夏以降も計画停電が続く見通しが報じられており、ディズニーランドにも影響が出るからだ。

   浦安市は、計画停電の第5グループに入っており、2011年3月14日のスタート時からすでに3回も停電が行われている。東京23区とは違って、停電になる可能性が高く、また、電力需給次第で、かなりの節電が求められる事態になりそうなのだ。

   ディズニーランドのある舞浜駅を通るJR京葉線も、停電のたびに運行がストップするので、その影響も出そうだ。現在は、停電時以外は、ほぼ通常運行に戻ってはいるものの、今後の節電で、運転本数が減らされることもありうる。その結果、駅などの混雑が激しくなることが予想され、営業に支障がある可能性が出ている。

   浦安市の災害対策本部では、「ディズニーランドは、大きな電力を使うので、節電などの影響を長期的に受けるかもしれません。現在は、シンボルのシンデレラ城さえ、節電で明かりが点いていないといいます。私どもはライフラインの復旧見通しが立たずに手がいっぱいですが、今後は、どうやって連休や夏休みを乗り切るかなど、ディズニーランド側と話し合いたい」と言う。

   オリエンタルランドでは、「電力不足のほか、交通機関の様子、燃料不足なども見なければなりません。こうしたインフラの状況を見ながら、どのような形で開園できるのかを決めたいと思います」と話している。

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